天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

「無財の七施」の習慣~他の為に生きる~


先日、お寺さんの前を通りかかると
看板に「無財の七施」と書いてありました。


早速、調べてみました。


仏法の教えに「無財の七施」というものがあるそうです。
日常生活において、お金や物がなくても
周りの人々に喜びを与え、為に生きる
7つの方法を「無財の七施」
というそうです。


七施に一つプラスして、
「無財の八施」もあると知りました。


身近な奉仕や実践によって、
人の心を和ませ、自己を高めることもできるという
凄い内容です。




~~「無財の八施」の凄い内容とは?~~


①眼施(がんせ):温かい眼差しで接すること。
「目は口ほどにものを言う」といいます。
相手を思いやる心で見つめると自然にやさしい眼差しとなり、
人も安心します。


②和顔施(わげんせ):明るく優しい笑顔で人に接すること。 
ステキな笑顔、和やかな笑顔を見ると幸せな気持ちになり、
周りにも笑顔が広がります。


③言辞施(ごんじせ):心から優しい思いやりのある言葉で
接すること。
「こんにちは」「ありがとう」「おつかれさま」など、
あいさつや感謝の言葉を伝える。


④身施(しんせ):自分の身体で奉仕をすること。
重い荷物を持ってあげる、困っている人を助ける、
お年寄りや体の不自由な方をお手伝いするなど、
身体でできる奉仕です。


⑤心施(しんせ):他のために心をくばること。 
自分だけがよければいいというのではなく、
他のために心をくばり、共に喜び共に悲しみ、
他の痛みや苦しみを自らのものとする。


⑥牀座施(しょうざせ):席や場所を譲り合うこと。 
「どうぞ」の一言で、電車や会場で席を譲り、
座席だけでなく、全てのものを分かち合い、譲り合うこと。


⑦房舎施(ぼうしゃせ):自分の家を提供する。
四国にはお遍路さんをもてなす「お接待」という

習慣があるそうです。
人を家に泊めたり、休息の場を提供すること。 
雨や雨露をしのぐ所を与えること。
相手に傘を差しかけるなど。


⑧耳施(じせ):相手の話をじっと聞いてあげること。
悩み事やつらく悲しい話に耳を傾けて聞いてあげると
相手の苦しみは半分になり、
楽しい話を喜んで聞いてあげるとその嬉しさは倍になります。


「悪事は己に向かえ、好事は他に与え、

己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」

~伝教大師最澄~


「他のために生きようとする人は滅びません、

もし滅びの道に進めば宇宙が保護します」

~文鮮明~


早朝、道路のゴミ拾いをしている人達を見かけます。
「身施(しんせ)」の実践ですね。


「一日一善!」
ヒーローのような立派な善でなくても、
小さな一善の積み重ねって大事です。


普段の生活の中で「無財の八施」の
一つでも実行したいものです。



参考:
・天台宗一隅を照らす運動
・天一経典『真の父母経』