天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

他人の成功を祈れる人は幸せになれる?

プロゴルファーのタイガー・ウッズは、
ゴルフの試合中、相手のショットが入るように、ひそかに祈るそうです。
相手のボールが外れるようにとは絶対に祈らない。
「相手の成功を祈る」これがタイガーウッズの勝利の秘訣だそうです。


ゴルフの2005年”アメリカンエクスプレス選手権”
最終日のプレーオフでの出来事でした。


相手がパットを外せば自分の優勝が決まるという場面で、
相手がパターを打った瞬間、彼は「入れ!」と祈ったそうです。


タイガーは米グリーンベレーの将校だったお父さんの影響で、
「自分の理想を高くイメージせよ」と教育され、
”他人のミスで勝っても喜べない”という信念を持っていたのです。


「他人の成功を祈れる人は、自分も幸せになれる」
とは言ってもね~~


オリンピック選手やプロの選手のような、
はるかに自分よりレベルが高い人の成功勝利の為なら
たとえ知らない人であっても、祈ってあげられるし、
勝利したら素直に喜べます。


でも、自分と同じ分野で同じようなレベルのライバルには
なぜか
競争心嫉妬心が湧き、とても祈るなんてできない・・・
相手の成功や勝利が羨ましくて、喜ぶなんでできません・・・


というのが本音でしょうか。


他人と比較することは悪いことではないけれど、
比較して自分の心がネガティブになってはいけません
そうなるのだったら人と比較しないほう良さそうです。


嫉妬心は自分の心や体を汚す猛毒となり、
不安、怒り、憎しみを生み出すというのです。
とうてい幸せからは遠くなるのです。


弁護士の谷原誠さんは次のように言っています。

誰も自分が成功したいがために、

他人の失敗を祈ったり期待した経験があるかもしれません。

しかしそれでは自らの成功などとても期待できません。


他人が失敗することにより

自分に利益がある、自尊心が満足する場合、

他人の失敗を祈ってはならず、むしろ他人の成功を祈るべきだ。


「失敗しろ」と思うと、

自分が物事の失敗を願うことになってしまうので、

自分の場合だけ成功しようと思っても、

すでに、一度失敗を祈ってしまっているため、

ベストな状態で臨むことはできなくなります。


他人の失敗を祈っておきながら、

自分が大成功するとはとても思えません。

このようなことをしてしまう原因は、

他人と比較し、自分の自尊心を満足させようとしているためです。

だから、他人が失敗すると安心するのです。


この習慣を続ける限り、

負のスパイラルから抜け出すことはできません。


「他人が成功し、かつ、自分も成功するのが最高だ」


この点が最大のポイントとなるでしょう。

全ては思考習慣です。


(谷原誠『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』)