天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

たったの5分が人生を左右する?

「忙しい忙しい・・・」を自慢げに言ってしまう私達
「時間を守る」は人格の基準、成功者のモデルだと言われながら、
私たちは過剰な情報と目まぐるしい時間の中で生活しています。


『時間を守る』という友人の体験と、相反する「遅刻」についての二つのエピソードから、「時間」について考えてみました。


*************  


彼は、大事な人と待ち合わせをした。
約束の相手は彼よりずっと高いポジションにいる方で、
つまり“お偉い方”である。


少し緊張気味で約束の場所に着いた。
まだ “お偉い方” は待ち合わせ場所に来ていなかった。
暫く待っていたがなかなか現れない、
「待ち合わせ場所は間違ってはいないだろうか?」
だんだん不安になる。


待つこと30分。
もしかして待ち合わせ場所を間違ったか?
すっぽかされたか?
だんだん腹立たしくなる思いを抑えて ・・・
思い切って携帯電話をしてみた。


「どちらにいらしゃるのですか?」と彼が聞くと・・・
「何やってるんだ!人を待たせておいて!」と、
“お偉い方” は電話の向こうで怒っていた。


「えっ!? あの~、私はここで30分待っているのですが…」と言うと


「私は15分も待った! なぜ5分も遅刻するのかね!?」
「時間を守れないヤツとは、これから絶対付き合わない!」
“お偉い方”は怒鳴った。 


たった5分・・・
5分の遅刻で大事な約束を逃し、叱られた。


その後、ときどき彼はあの“お偉い方”に会うことがある。
そのたびに「すみませ~ん」が最初の挨拶言葉になった。
顔もまともに上げることがでず生涯頭が上がらない。
たったの5分で・・・


約束の時間を守るは、その人の人格を評価する基準にもなると言われた。
それ以来、彼は自分に誓った。


「 時間は絶対に守る! 10分早く行動を起こす!」  
  


さて、時間についてこんな著書がありました。
トーマス・フリードマン著『遅刻してくれて、ありがとう』 (日本経済新聞出版)
その中に次のような話が書かれています。


著者は、ワシントンDCにあるニューヨーク・タイムズ支局近くで、
朝食をはさんで政府高官やアナリストたちの話を頻繁に聞いたりしていたそうです。


ところが・・・
相手が、ときどき10分、15分、20分も遅刻して来ることがあったといいます。


そんな時、遅刻した相手は必ず言ったそうです。
「地下鉄が遅れて・・・」
「道路が渋滞で・・・」
「目覚まし時計が故障で・・・」
「子供の体調が悪くて・・・」


しかし、あるときから、著者は彼らの遅刻がまったく気にならなくなったそうです。


「いや、謝らないでくれ。それどころか遅刻してくれてありがとう
「あなたが遅刻してくれたおかげで自分の時間が持てた」
「待ち時間に隣の席のカップルの会話を盗み聞きして、おもしろかったよ」
「おかげで、じっくり考える時間が持てて考えがまとまった」


などと・・・友人に説明したそうです。


*************


目まぐるしい時間の速度に振り回され、疲れ果てている私達。
メリーゴーランドに乗ってでもいるようだと著者は言います。


待たされた、たった5分の時間に何をするのか? どうとらえるか?
イライラする・・・ありがたく思う・・・
たったの
5分で人生は180度変わる


時にはメリーゴーランドから下りて、
一時停止してみる。立ち止まって見る。
時間に追われる自分をリセットする時間を持ちたい。


子供たちと公園に行ってみよう。
スマホを手放してデジタルデトックスしてみよう。
鳥のさえずりや雨音を聞いてみよう。

『機械は一時停止で止まってしまうが、人間はスタートするのだ』(ダヴ・サイドマン)


『立ち止まるたびに、私は使命を聞く』(ラルフ・フォールド・エマーソン)

参考:
トーマス・フリードマン著『遅刻してくれて、ありがとう』 (日本経済新聞出版)


大海のごとくになれる?


「小石と水場」というお話を聞いて胸落ちしたことがあります。
そのお話を紹介しましょう。


『小さな池に小石を投げると”ポチャン”と音がして
水面に波紋がどんどん大きく広がっていきます。
この
「小石」はあなたです。
あなたの小さな行動が、周りに影響していきます。
あなたの思い、言葉、行動が水面の波紋となり周りに影響していくのです。
ですから・・・
周りに善き影響を及ぼす
「小石」になりましょう』


・・・と、こんなお話はどこかで聞いたことはあるでしょう。


しかし・・・


あなたが小石ではなく「小さな池」であったらどうでしょう。
池は投げ込まれた石によって生じた波紋の影響を受けます。


石の大きさによって波紋はさざ波だったり荒波だったり。
時には池を決壊するような巨大な波紋が押し寄せることだってあります。


人生もこれと同じなんですね。
次々にやって来る人生の波に影響され、痛みや苦痛を感じるのです。
受け止めきれずに落胆し失望することだってあります。


では・・・
あなたが「小さな池」ではなく「大海」だったらどうでしょう。


「大海」は小石を飲み込んでもなんの変化もしません。
巨大な石を投げ込まれても・・・
なんの波紋も生じません。
どんな影響も受けないのです。


それはなぜでしょう?


器が大きくなったからです。
大きな器はどんなものでも受け止めて包み込んでしまうからです。


小さな池でなく大海のごとくになりましょう・・・
大きな器になりましょう。
心の器を広げましょう。


と・・・でも、いきなり大海は難しいと、私は言い訳したくなります。


小さな池の私も、きょうより明日はちょっとだけ大きくなったらいいですか?


日本の始まり奈良を訪ねて(後編)

桜の舞う奈良と吉野千本桜をお訪ねしました。
その後編です。


桜の花で有名な神社仏閣の13か所を三日間で巡りました。
桜の開花は例年より1週間ほど遅れたようですがほぼ満開の春爛漫でした。
最後三日目の
吉野千本桜は雨模様、幻想的な風景が素敵でした。


<石舞台古墳>
6世紀の築造。巨石30個を積み上げて造られた石室古墳
その規模は日本最大級。
盛土が失われ露出した天井石の上面が平らなため、石舞台と呼ばれる。
周囲は芝生広場になっており、春は桃やサクラ、秋は彼岸花が咲く。



<又兵衛桜>


戦国武将として活躍した後藤又兵衛の屋敷跡の樹齢約300年のしだれ桜。


幹周約3m、高さ約13mの見事な桜です。


桃の花と水仙も咲き乱れて、桜の季節には5~6万人の花見客が訪れるそうです。


<壺坂寺>


正式名称を壷阪山南法華寺。長谷寺とともに古くから観音霊場として栄えた名刹です。


三重の塔は礼堂と共に、国の重要文化財


大観音立像は高さ20m、重さ1,200トンもあり天竺渡来です。


また、総高15m(台座含)の天竺渡来大釈迦如来石像が開眼されました。


<本尊は眼病封じの千手観音>


<金峯山寺>


山全体が桜に覆われる吉野山。外国の観光客でいっぱい!


金峯山寺は吉野山のシンボル、修験道の総本山・修験道の聖地。
塩沼亮潤大阿闍梨が出家得度し、大峯千日回峰行と四無行を満行されたお寺です。


修験道は、日本古来の山岳信仰に、神道や仏教・道教などが結合し、独自の宗教として発達。


蔵王堂は東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築。
本堂蔵王堂と仁王門は世界文化遺産に登録されています。


仁王門は大修理中のため観れませんでした。


<金峯山寺蔵王堂>


蔵王権現像(重文)三体、本尊は高さ7m:撮影が禁の為写真お借りしました。>


<令和6年春の秘仏ご本尊特別御開帳


<吉水神社の境内からの桜絶景”一目千本”> 
残念ながら雨でした。


<金峯山寺を望む>

<中千本からの眺め:金峯山寺>

今回の吉野山は、雨の為、下千本か中千本まで・・・
上千本は来年の課題に・・・


<帰りの近鉄のホームで見かけたポスター:金峯山寺と吉野千本桜>

日本の始まり奈良を訪ねて(前編)

古都奈良には世界遺産がいっぱい!
「古都奈良の文化財」に登録された遺産数は8つ、全国1位だそうです。


というわけで・・・
桜の舞う奈良と吉野千本桜をお訪ねしました。
今回は行ったことのない桜の名所で有名な神社やお寺を巡ってきました。


今年の桜はちょっと早いかなと思っていましたが・・・
訪れたころは爛漫の桜です。


東大寺、春日大社、夫婦大国社、氷室神社、若草山
長谷寺、室生寺、壺阪寺、石舞台古墳、又兵衛桜、
金峯山寺、吉水神社、吉野千本桜 13か所 


奈良に入ると「奈良は日本の始まり」という街頭文字。
何度もお訪ねしているけれど、日本人の心のふるさと、信仰と歴史の重みに圧倒されます。


<春日大社>
春日山を背景に奈良公園内にある世界遺産の神社。
全国に約1,000社ある春日神社の総本社。                                                           

鮮やかな朱塗りの社殿と釣り燈籠


境内には平安時代より奉納の始まった約3000基の燈籠

奈良公園に生息する鹿は、国の天然記念物に指定されている野生動物
春日大社の社伝によると、春日大社創建の際、茨城県の鹿島神宮の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白鹿に乗ってやって来たと伝えられる。


ゆえに、奈良の鹿は春日大社の神使(しんし)とされ、手厚く愛護されてきた。


鹿の目の前に”鹿せんべい”を指し出すと、きちんと頭を下げ挨拶してから食べました。


可愛らしくて礼儀正し奈良の鹿に外国人観光客も楽しそう!


<金龍神社>
天皇のしるしは龍。
春日龍神信仰とが重なり、金龍殿と称され、御社として御創建された。
開発や開拓を発展させ、金運をもたらす崇敬の篤い神社。                                                                                           


<夫婦大国社>
春日大社・末社の夫婦大國社は、「夫婦円満」と「縁結び」の神徳があります。      全国で唯一、ご夫婦の大國様をお祀りしています。


<東大寺 二月堂>
東大寺二月堂は奈良時代創建の仏堂。
現存する建物は1669年の再建で、日本の国宝に指定されている。
奈良の早春の風物詩である「お水取り」の行事が行われる建物。




<東大寺鐘楼>

除夜の鐘108回の数は四苦八苦の言葉に関係するとか・・・。
四苦八苦は4×9+8×9という計算式にから108。
これが煩悩の数になったそうです。



<氷室神社>
奈良時代、天皇家の氷室(氷の貯蔵庫)に氷の神を祀った神社。
鳥居を入った先にある四脚門(県指定文化財)の横に立つ、樹齢推定100年のしだれ桜
毎年、奈良で一番に花を咲かせるので「奈良一番桜」とも呼ばれています。


このしだれ桜。
実は病気になった枝を切断したが、現在、根元から若枝が出てきました。

<氷室神社から若草山を望む>


<長谷寺>
観音信仰の聖地。真言宗豊山派の総本山。
日本最大の本尊”十一面観音菩薩像”をはじめ、約千点の文化財を所蔵しています。


境内には約60名の僧侶が在山しており「僧侶の息づく寺」「読経の漂う寺」
四季を通じて様々な花、桜、シャクナゲ、ぼたん、紫陽花、紅葉が咲き誇る
「花の御寺(みてら)としても有名。
だれ桜 150本 ・山桜 300本 ・ ぼたん7,000株・・・



仁王門を抜け、本堂へと続く登廊(重要文化財)は399段の石段 ”登廊(のぼりろう)


『源氏物語』『枕草子』にも登場する日本最大級12M13㎝の大観音像。
”特別拝観”だったため、観音様の足元に触れて祈ることができた。



(撮影禁止のため、下の写真は長谷寺のHPよりお借りしました)

参観記念にいただいた腕輪は、観音様とのご縁が結ばれたしるし。
仏の5つの智慧を表す白、赤、黄、青、黒の5色の糸をより合わせて作っています。


<室生寺>
室生寺は女人禁制の高野山に対し女人の参詣を許可したため「女人高野」と呼ばれる。
屋外に立つ古塔はわが国最小の五重塔(国宝・高さ16m)は、1998年の台風で大きく損壊しましたが、修復されたそうです。


広い境内は春のやシャクナゲ、秋の紅葉が美しい。


我が国最小の五重塔 高さ16M


「日本の始まり奈良を訪ねて(後編)」に続きます。

私には関係ありませんと言えない問題

「私には関係ありません」と言えない問題が最近発生しました。
”紅麴を含んだサプリメント” 
健康被害が起きたと報じています。
早く原因究明を成してほしいです。


私事になりますが・・・
実は10年前、脊椎管狭窄症の手術を受けてから
健康に過敏になり健康食品のTVコマーシャルなどにも影響を受けました。


膝痛が生じた折、整形外科に通い、施術と投薬と注射を受けました。
しかし、しばらくクリニックに通院しても一向に変わらないので、
自力で治そうと思ったのです。


これが浅はかでした。


TVコマーシャルや、人から良いと言われたサプリを購入し
徐々にサプリの種類が増え、多い時で7種類を飲んでいた時期がありました。
相乗効果どころか相殺効果や悪効果があることは知りながらも・・・


するとどうでしょう・・・
たかがひざ痛から正座することすらできなくなりました。
椅子がない環境では生活できません。


そのようになって初めて感じたのです。
身体に感じる痛みは身体の嘆きであると・・・
「放っておいて!」と身体が叫んでいる必死のサインだと感じたのです。


それで全てのサプリメントを一切止めました


すると・・・
一か月もしないうちに、膝の痛みが消え元の身体に戻りました。

(これはあくまで私の体験で、サプリと私の病気の因果関係は不明です)


人間の身体は、人間でも計り知れない凄い能力”自然治癒力”
持っているんだと改めて実感させられました。


ところで・・・
25年も昔、アメリカに居たとき、食卓に何種類ものサプリを収納したケースを
置いている家庭がありました。


日本があまり今のようにサプリを飲まない時代です。
「へ~~アメリカって凄いね!」
こんな物で健康維持や増進を図っているんだと感心しました


しかし、日本も今はどうでしょう。
健康意識が高まり、一兆円を超すサプリメント市場になっているとか・・・。
毎日、TVや新聞でもおびただしい健康食品のコマーシャルです。


日本には健康食品の「機能表示制度」がありますが
はっきり言って私にはよくわかりません。


<健康食品の表はお借りしています>


健康食品には国が定める厳しい「特定保健用食品(トクホ)とは異なり、
2015年に
「機能性表示食品」という事業者は自らの責任において
科学的根拠を基に販売できる仕組みができたそうです。


私達消費者は「事業者の自らの責任」を信用するしかありません。


<特定保健用食品(トクホ)」マーク>

時々、サプリの広告に「1日一回で効く」というような
「効く」という文字を見かけますが、この表現はNGではないのでしょうか。


また、市販の薬やサプリメントが「即効」てしまったら大変だと言います。
実は、危険で、怖いことなのです。


日本の商品はアメリカの物より少し穏やかであると聞きます。
ですから、わざわざ海外のサプリを購入する人もいるそうです。


余談になりますが・・・
若者に広がっている市販薬の過剰摂取「OD(オーバードース)」が問題になっています。
市販薬OD(オーバードース)によって死を招く若者がいるそうです。
SNSで若者の間で広がった「OD」は若者の「助けて」のサイン。
イエローカードです。


毎日私にラインメッセージを送ってくださる方が
こんなメッセージを送ってくださいました。

有名人のなかには、自分では絶対に買わない商品のコマーシャル

高額の報酬で出ている人がいます。

そのようなコマーシャルを見る場合は他のどんな場合にも増して、

常識を働かせながら正しい判断を下すことが大切です。

                                                                 私たちは誇大宣伝やそらぞらしい約束事に囲まれて暮らしています。

コマーシャルの出演者たちは報酬をもらっているので、

一般の人たちに対して自分では絶対買わないその商品を                             買うように説得していることについて

良心の呵責をあまり感じていないのです。

                                                                ですから食物のことに関しては何を食べるか自分で決めることです。

                                                                   食品会社は消費者が自分で商品購入の判断ができるように、

製品の内容を明確に表示することが法律によって義務づけられています。

熱心な“ラベル読み”になりましょう。

賢い消費者になりましょう。