極限環境下でも前進するヨットのごとく
JAXA(宇宙航空研究開発機構)による宇宙飛行士の選抜試験で、
過去最多の4127人の応募者の中から、
倍率2000倍を超える難関をくぐり抜けた男女2人がいました。
国際機関に勤める男性、諏訪理さん(46歳)
外科医の女性、米田あゆさん(28歳)
選抜試験は応募条件が大幅に緩和されたとはいえ、
1年かけて 4 回の選抜試験を経て選ばれる
最難関とも言われる試験だそうです。
宇宙での閉鎖的環境下にて長期滞在でかかる
身体的・精神的ストレスへの適応能力を
特殊な装置やグループワークで検査されるそうです。
(試験中の米田さん:NHKより)
宇宙飛行士に求められる適性とはどんなものなのでしょう。
(ネット検索してみました)
☆宇宙飛行士に求められる人物像は大きく3つ
①ミッションを成功させるための協調性やリーダーシップ
②身体・精神の両面における柔軟な適応力
③多国籍メンバーと共有するコミュニケーション力、表現力、発信力
☆試験にはこのような問題も出る・・・
・模様も色もないまっ白なジグソーパズル
(集中力と忍耐力を試される)
・鏡を見て線と線の間をなぞる
(ロボットアームなど遠隔操作に結びつく)
・図形や絵を見て、言葉だけで正確に伝える
(コミュニケーション力)
・数人のチームでロボットを設計、組み立てる
(チームワークが求められる)
(真っ白なパズルの組み立て)
(言葉だけで伝達)
(ロボット設計組み立て)
☆特殊な環境での業務経験が求められる。
災害地や火災・海難現場での救助活動等の
差し迫った危険な環境での活動など。
諏訪さんは・・・
留学中には研究者として南極に滞在したり
青年海外協力隊としてルワンダで活動。
気候変動などに苦しむ途上国のために、
防災支援のプロジェクトの中心となっている。
(南極での諏訪さん:NHKより)
米田さんは・・・
東大ヨット部女子キャプテンをしていた。
日本赤十字社医療センターに所属。
現在は外科医として都内の病院で勤務。
諏訪さんと米田さんの仕事や活動経験は、
普通の環境でない極限環境下。
宇宙飛行士として求められている
”柔軟な適応能力、緊急対応能力や身体的・精神的な強さ”
が備わっていた二人なのです。
ちなみに・・・
1964年人類史上初めて宇宙飛行に成功した
旧ソ連のガガーリン。
選抜試験の最終段階で決め手となったのは、
「身長」だったそうです。
彼は宇宙船のサイズに会った小柄な身体だったようです。
極限環境下でも前進するヨットのごとく・・・
宇宙に飛び出して、艱難なミッションを成功させ、
日本人として初めて、月に登頂することを期待します!!
毎日、地上で精いっぱい頑張っている私たちは・・・
地球星という閉鎖的な艱難な環境下の中で、
各々に与えられたミッションを追行しましょう!!
(イメージ写真:ニュースウイークより)
引用・参考抜粋:
・独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・YAC宇宙少年団
・産経新聞
・NHK