天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

韓国嫌いの義母さんが仰天したこととは?


日本の男性と結婚をした韓国人の友人が話してくれました。


10年前事のようです。
あることがきっかけで、夫のお母さんが、
変わってしまったというのです。


彼女は、1988年に、日本に来て、
日本人男性と結婚しました。


夫の両親から結婚を反対されても、
二人は結婚したのです。
夫の両親が結婚を反対した理由は、
「嫁が韓国人」「教会の結婚式」でした。


大事な一人息子を、
有名大学から一流企業に就職させて、
ご両親にとっては自慢の息子でした。


ところが、そんな息子が相談なしに、
突然、韓国人の女性と結婚してしまったのですから、
ご両親の驚きとショックは大きかったようです。


結婚してからずっと、
彼女と両親の間はぎくしゃくしたまま。
嫁さんとして認めてもらえなかったのです。


可愛いが産まれても、
お義母さんの態度は変わりませんでした。


彼女は、何とかお義母さんと良い関係になろうと、
いろんな努力したそうです。



お義母さんは、ブティックを経営していました。


だから、売れ残った洋服を、
「いらないから、あなたにあげる」と言って
時々、持ってきたそうです。


彼女は「いらない」と言えず、
しかたなく、もらっていました。


しかし、お店の売れ残り・・・。
サイズも好みも合わない洋服ばかり。


しばらく、保管するものの、
いずれは、まとめて捨てていました。


この様なお母さんを何とか喜ばせる方法はないかと
いつも考えていました。



今から20年前、
韓国ドラマ『冬のソナタ』が大ヒットし、
“韓流ブーム” が日本全国に広がりました。


“韓流ブーム”が冷めることなく10年が経った頃
(今から10年前)です。


お義母さんが、韓国ドラマにはまり
男性俳優 “イ・ビョンホンさん” の大ファンだと、
彼女は知りました。



嫌いと言っていた韓国に、
お義母さんは、友人と何度も韓国旅行に行っていたのです。



そこで、彼女は、お義母さんの好きな
“イ・ビョンホンさん” や韓国スターの写真やグッズ
韓国から集めて、時々、お義母さんに持って行きました。


お義母さんは大喜びして、
二人は韓国の話で盛り上がったそうです。


次第に、お義母さんは、
彼女と会うのを楽しみにするようになったそうです。


ある日、
集めた俳優さんの写真を眺めていたお義母さんが、
彼女に聞きました。


「あなたは、誰が好き?」


彼女が答えないと、


「チャン・ドンゴン?」「パク・ソジュン?」「ウォンビン?」
次々に聞いてきました。
(少し古い俳優さんですね~)


それでも答えないと
「ア~~わかった! イ・ビョンホンでしょう~?」


そこで、彼女は答えました。
「私は、○○さんが一番好き!」


すると、お義母さんは、ビックリ仰天!
「・・・・・・」


そのとき彼女は見たのです。
うつむいたお義母さんの目にから落ちそうな涙


彼女がそっとお義母さんをハグすると
お義母さんは、泣いてしまったそうです。


彼女の答えた「○○さん」とは、
彼女の愛する夫、
お義母さんの最愛の息子の名前だったのです。