天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

苦労話や失敗談は美談?


『ストレスを抱えている人の話には、
語尾に「ない」という言葉が付くことが多く、
「ある」や「いる」の言葉が少ない』


この様におっしゃるのは心理師の大美賀直子さん
カウンセラーをしていて実感するそうです。


なるほどね~


毎日、無意識に「ない」を言っています。
「できない」
「わかってくれない」
「時間がない」
「お金がない」・・・


しかし、それは、本当に“ない”のでしょうか?
実際には、そう口にしながら心のどこかで知っているのです。


「家族や友達もいる」
「心配して支えてくれる人もいる」
「食べるだけのお金もある」
「夢も希望もある」
「趣味や特技もある」
「生きている」


「ない」よりも「ある」「いる」のチャンネルに切り替えれば、
たくさんのものを持っているし、
たくさんの恵みの中にいると気づきます。




孫たちを見ていると面白いです。


4歳5歳の子供はたとえできなくても
「できない」と言いません。
「僕できるよ」と言い、挑戦しようとします。


でも、中学生や高校生になると、
友達や何かと比較して「ない」ことがあると、
かなりへこんでしまいます。


ところが・・・
大人は長い人生の中で優劣や勝敗など、
比較したり競ったり苦労や失敗を経験します。


そのため「ない」ことにこだわり、
自分自身で自分の限界を決めてしまいます。


「エレファント症候群」です。


こういう考え方に縛られて、
自分はいつも、つらい状況に生きていると思い込んでいます



だけど・・・
この歳にして不思議なことに気づきました。


時間の経過と年を重ねるほど・・・
高齢になればなるほど・・・
苦労話も失敗談も笑い話になり、
美談になってしま
うんです。


失敗も苦労も、一生懸命生きて頑張ってきた証です。


認知症の92歳の母は、
昨日の事より昔の事をよく覚えています。
それも、楽しかったことや幸せだと感じたころのことです。


夫の事で苦しんだことや、
夫や兄弟たちがすでに他界したことも忘れました。


長い人生の中で苦労したり失敗した負の思い出
記憶から消去削除してしまう神様はすごいですね。


だから・・・
「出来ない」「持っていない」
「できなかった」「持てなかった」ってことは、
人生にとって大した問題ではないかと・・・


あまり深刻に考えない・・・
心配しない・・・
ストレス指数を上げない・・・


「きょうも生きている!」
それだけで、本当にそれだけで感謝なんだと思います。