天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

人を不幸に陥れる恐ろしい種

ある家に訪問に行ってビックリさせられたことがありました。


食卓の上に小さな写真立てがありました。
「あら? この方がご主人様ですか?」と尋ねると・・・


「いいえ、私の彼なの」
「食事も彼といつも一緒にするの・・・」
と嬉しそうに話しました。


ご主人は既に他界し、子供も外に出てしまって一人暮らしだとか。
ご主人が生前中から、奥様はこの写真の彼と関係を続けてきたそうです。
遠く離れているので頻繁には会えなかったけれど、
彼の誕生日には必ずプレゼントをしてきたとのこと。
相手の奥さんや家族も誰もその関係を知らないはずだと言いました。


つまり・・・不倫・浮気


肉体関係が無いからいいじゃないの、
人に迷惑をかけていないのだからいいんじゃない。
・・・と言う人がいます。
あまりの苦しさに、開き直ったり自己を正当化する人もいます。


浮気や不倫がいけない事だと誰でも理性ではわかっています。
しかし、人はなぜ「わかっちゃいるけどやめられない」のでしょうか。


その理由は・・・
邪心の燃え上がった感情は、常に冷静な理性に闘いを挑んでバトルになります。
ところが、感情の力の方が理性の力より大きいため、
理性が負けてしまいます


例えば・・・
理性という列車に、邪心に燃えたトラックが横から突っ込んできたらどうでしょう。
理性という列車は脱線してしまいます。


浮気や不倫は自己中心的な邪心に燃えた”暴走トラック”であり、
自己の欲望だけを満たそうとする自己中心の”恐ろしい邪心の種”です。


この種を蒔いたら、やがて美しい花が咲きます。
しかし、美しさに酔っていたら
花が持つ猛毒に気が付くことができません。
やがて、花の猛毒によって殺されてしまうのです。


浮気や不倫は自分や周りの人をも破壊する恐ろしい種です。


この様な邪心に燃えた恐ろしい種は、蒔かないことです。
もし蒔いてしまったら、芽が出ないうちに、花が咲かないうちに
刈り取ってしまわなければなりません。


浮気や不倫は、相手や自分の家族に迷惑を掛けなければよいのではありません。
後ろめたい思いや不安を抱えたまま生きることはどれほど不幸でしょうか


我や欲望で生きることは自己破壊であり不幸です。
人間の法則やルール、規則や軌道から外れた生き方はいつかは
自滅です。


長い歴史の中では、一国の王の過ちが国をも滅ぼした例はたくさんあります。
一夫多妻制や一妻多夫性の国や民族もありました。
今でもそのような国があるようですが、
そのような人達はどれほど困難や不幸が多いでしょうか


私たちもこのような不幸を、ちまたの噂話やニュースで耳にします。


この様に人間の暴走した邪心の感情を止めようとするルールが「戒め」です。
はるか昔の「お釈迦様の五戒」「モーセの十戒」がこれに当たり、


五戒や十戒の中に不倫の戒めも解いています。

お釈迦様の五戒

①不殺生戒:殺生(生き物を殺すこと)してはならない。

②不偸盗戒:盗みを働いてはいけない。

③不邪淫戒:不貞行為(不倫)を行ってはいけない。

④不妄語戒:妄言(嘘)をついけはいけない。

⑤不飲酒戒:飲酒(お酒)をしてはいけない。

                                                  モーセの十戒

第1戒:主が唯一の神であること。

第2戒:偶像を崇拝してはならない。

第3戒:神の名をみだりに唱えてはならない。

第4戒:安息日を守ること。

第5戒:父と母を敬え。

第6戒:殺してはならない。

第7戒:姦淫してはならない。

第8戒:盗んではならない。

第9戒:隣人に対し偽証言してはならない。

第10戒:隣人の家や財産をむさぼってはならない。

今、私たちは当たり前の倫理や道徳をぼやかされていないでしょうか。


たとえどんな戒めを知ったとしても、どんなに人から警告されても
結局は自分の人生を決めるのは自分自身です。