天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

突然仕事をやめると言われて・・・


子供5人の父親である働き盛りの50代の男性が、                                               突然、仕事をやめると言ったら                                                     妻と親はどう反応するでしょう・・・


5人の子持ちの父親が突然仕事を止める・・・
ただ事ではない。


この男性は韓国人
20年前(2003年)に日本人女性と結婚。
14年前に親子3人で韓国から日本にやって来て、

妻の両親と同居してしまった。


韓国は長男文化なので、長男の責任は大きいらしい。
彼は子供のころから、親に対して反発心はあっても、
学校や仕事など親の願いや期待に答え努力してきた。


しかし、日本人との結婚は、泣く泣く許してもらったが、
日本で暮らすことには、親も親戚も猛反対した。


そんな彼が、家族を連れて韓国を飛び出した


ところが・・・
日本語もままならない。
日本語学校に通いながら、仕事を探したが見つからない。
とりあえず妻の父親の会社に入れてもらった。


やがて・・・
彼は持ち前の能力を発揮し、
会社では大事な責任を持たされた。
子供も次々に儲け、家庭も仕事も頑張ってきた。

会社にとっては、なくてはならない人となった。


彼は韓国の親が親族にも自慢する息子になっていた。


そんな彼が・・・
突然仕事をやめると言い出した。


3月末、家族で韓国に里帰りした彼は、
「会社をやめます」と両親に告げた。
相談するというより訴えた。


すると両親は・・・
「お前がそうしたいならそうしなさい」

「もう決めたんだろう・・・」
意外な言葉だった。


「子供が5人もいてどうするの?!」 
「お前はいったい何考えているんだ!」

と定番のお叱りを受けると覚悟していたそうだ。


韓国から帰ってから妻の両親にも相談した。
彼は、長年、胸に秘めていた「起業」という夢を両親に話した。


大きな決断するときは本人だけじゃない、
回りも同じ痛みと決意を伴う
ものだ。


受け入れて認めてあげること、それは愛すること。


しがみついて頑張ることも必要。
しかし、ときには手放すことも必要
なのかもしれない。


「親や妻や子供たちを絶対失望させてはならない!」
彼は自らの選択や決断と同時に、大きな責任と期待を背負った。


ソローの名言を彼に贈ります。
『夢に向かって進めば、
突然、思いがけない成功に出会うだろう』




実は・・・この彼、私の長女の最愛なる夫君なのです。