天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

ゴリラの生き方に学べ!~男らしさとは優しさと気配り~

「現代社会は ”サル化” している
私たちは、”ゴリラ社会” に学ぶ必要があります」

とおっしゃるのは・・・


ゴリラ研究の第一人者で、総合地球環境学研究所 所長、
人類学者・霊長学者の山極壽一先生です。


< 山極壽一先生>


山極壽一先生はサルとゴリラのリーダーシップについて
次のように述べています。


サルの社会では・・・
「上下関係・優劣・勝ち負け」がハッキリとしているため、
「どちらが強いか・弱いか」というルールによって
オス同士の戦いで勝った方がボスになり、
腕力で決まる
そうです。


食事のシーンでは・・・
「勝ち負け」というルールがあるため
エサを巡って争いが起こったとき、

強いものが奪い取り、弱いほうが退くそうです。


「相手に譲ろうか?」「自分が先に取っていいのか?」
などと考えないのです。


弱いサルは「あなたとエサを巡って争うつもりはありませんよ」
という表情や声(愛想笑い)を発して、
敵対を避け自分を守るために我慢をするそうです。


餌をつかんだサルは誰からも奪われないように、
自分の場所でひとりで食べるそうです。

サル社会では自己中心の寂しい食事風景です。


<ニホンザル>


一方、ゴリラの場合は・・・
愛嬌やユーモア、運を持っているか、信頼できるかなどの判断基準により、
メスや子供達から選ばれてリーダーになるそうです。
仲間内の推薦で決まるのです。


食事のシーンでは・・・
弱いゴリラが「エサをちょうだい」と言うと、
強いゴリラはエサを分けてあげるそうです。


しかも、食事は向き合って食べる
穏やかで平和な楽しい食事風景ですね。


<ゴリラの親子>


また、ゴリラ社会では優劣が無く平等
リーダーは子供同士の喧嘩にも勝ち負けを付けず
平等に仲裁するそうです。


ゴリラのリーダーは・・・
メスや子供など弱い者に寄り添い
お互いの関係や状況を頭に入れて振る舞うそうです。


ゴリラ社会では ”男らしさとは優しさと気配り” なのです。


群れの最高位に着いたサルとゴリラの違いは・・・
サルは腕力でボスになり、
ゴリラは優しさと気配りでリーダーになる


山極壽一先生曰く・・・
「“サル化”している現代社会の中で、
人間には“ゴリラ的リーダーシップ”が求められている」


“強い男は強さを抑えて、弱いものに寄り添っていく”
”リーダーシップとは優しさと気配り”


参考:
・ログミーBiz
・日経ビジネス
・経済界ウェブ