山を動かす?~マホメットのパホ―マンス~
イスラム教の開祖マホメットは、
ある日こんな宣言をしました。
「自分が山をここへ呼んでくるから、
〇〇日に、この場所に集まれ」と、
民衆はマホメットが奇跡を起こすところが見たくて、
たくさん集まった。
いざその日が来たとき、
マホメットは山に向かって、
「お~い山、こっちへ来い!」と叫んだ。
山は動かなかった。
マホメットは再度山に呼びかけた。
しかし、山は動かなかった。
マホメットは3度山に呼びかけたが、
ついに山が動くことはなかった。
マホメットは民衆にこう言った。
「私は山にここに来るように言った。
しかし、山の方ではそのつもりがないようである。
それなら、こっちから行くしかあるまい」
そう言うと、マホメットはスタスタと
山に向かって行ってしまった。
すると、その後ろから民衆は、ゾロゾロと付いて行った。
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マホメットのこのパフォーマンス、
どんな意味があるのでしょうか?
たぶん、マホメットは、
こう言いたかったのでは・・・。
「神を待つ者でなく、
神を求め近づこうとする者だけが、
神を得ることができる」
「夢も未来も目標でも、
自分から求めていかないと
いつまでたっても自分のものにはならない」
「奇跡は簡単に起こせる、
しかし、こっちから向かって行かなければ
奇跡は簡単に起こせない」
世の中には、苦手と感じる人や、
やりたくないことがたくさんあります。
だからと言って、そこから逃げるのではなく、
自分の方から向かっていけばいいのです。
そうすれば、そこに奇跡が起きるというのです。
良きリーダーとは、信念を貫き、
決断力を持ち合わせていなければならなりません。
そういうリーダーに人は付いて行きたくなるものです。
「山を動かす」という常識では考えられないことに対しても、
固い信念と決断力をもって向かうリーダー。
そういう人が良きリーダーであり指導者なのでしょうか。
幸いにも私の周りには、
良きリーダーや指導者がたくさんいます。
尊敬する人を挙げるとしたら、 私はこの方を挙げます。
「平和の母」「真の母」とも言われる
『韓鶴子(ハン ハクチャ)女史』。
多くの人にとって、人生の羅針盤となり、
バックボーンとなっています。
今、世界的に著名な指導者やリーダーたちが、
彼女の後に従って来ているのです。