天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

やがて迎える美しい老い

先日、久しくお会いしていない知人を
主人と一緒に尋ねてみました。
88歳になったとのこと。
介護ベットに横になっていました。
庭の景色が見えるようにと、
ベットの位置を変えていました。


彼はいつ訪ねても、
畑の中を飛び回るようにして働き、
たくさんの野菜を出荷していました。


ところが7数年前に、畑の中で倒れ、
その日から歩くことがままならなくなったのです。
農家の仕事は、息子さんにバトンタッチしました。


入退院を繰り返しながら、
リハビリに専念され
をついて歩いていました。


しかし、お会いしたこの日は、
歩行器になってしまったと言っていました。


「こんなになっちゃって、仕方ねぇ~よ。」
と彼はニコニコして言われましたが、
彼の介護をしている85歳の奥さんは、
「困ったもんですよ、
食事以外に自分ではなにもしようとしないんだから・・・」

と言いました。


その言葉に、主人が奥さんに言いました
「しようとしないんじゃなくて、                               できないんじゃないですか?」


健康な人から見たら歯がゆい行動も
本人にとっては精一杯だということもあります。


独歩から杖、杖から歩行器、歩行器から車いす、
やがて寝たきり・・・。
食事もスプーンで食べさせてもらう・・・。


こんな老化のプロセスは見たくありませんが、
でも、これも「美しい老い」
やがて誰もが迎える「美しい老い」なのです。

いつも私たちは感謝する心で

1日を始めなければなりません。

だんだん高齢化が進んでいます。

すべての人々が健康に多大な関心をもっていますが、

健康において最も重要なことは、

常に肯定的で喜び感謝する心で暮らすことです。

                                                         朝目覚めれば「私はきょう幸せな1日を始めます!」と、

大声を出して笑わなければなりません

すると、すべての病気が離れていき、

エンドルフィンが出るのだそうです。

そうして健康になり仕事の効率も上がるのです。        


~韓鶴子:2006年3月 東京にて~



梅雨時のどんよりとした重たい空模様の下で
「また来ますよ!」の言葉に
笑顔でうなずいた彼の顔は
庭に咲いていた紫色のアジサイのように
美しい色に染まっていました。