家族は苦楽も共にしなくちゃね!
「コロナになってしまったので、お迎えをお願いします」
京都・奈良の修学旅行に行っている
孫のクラス担任の先生からの電話でした。
「え~~嘘~~」
「京都までお迎えに行かなくちゃ~~!!」
コロナ陽性になったという本人からも不安そうな電話が・・・
「お迎えに来てくれる? いつ来る? 誰が来るの?」
「熱は38度台。体がだるいけれど、ご飯は食べられる」
孫の話では・・・
同じ部屋の5人が体調不良、その内3人がコロナ陽性。
前日に一人、お迎えが来て帰った子がいたとのこと。
昨年の修学旅行は中止だったようですが、
今年は行けると楽しみにしていた修学旅行だったのに・・・
誰がお迎えに行くか考える事も、躊躇もしない娘婿が
直ちに新幹線に飛び乗って京都へ向かいました。
コロナ時代は大変ですね。
インフルエンザと同じ ”5類感染症” になったと言っても
不安は同じで、自分だけの問題で済まされない。
”くしゃみ一つしたら、隣が風邪をひく”
それどころではない。
時代と共にウイルスも進化しています。
コロナ時代は世の中すべてが
超スピード、超グローバルなんですから。
「体調が悪かったら無理しないでお休みしてくださいね」
こんな連絡が幼稚園や学校からきます。
職場や友人の仲でもこのような挨拶を交わしています。
昔だったらどうでしょう・・・
「少しぐらい熱があっても大丈夫! 頑張って!」
と親は子供の背中を押して送り出していました。
「これくらい平気だよ!」
家を飛び出して行った子供も、
元気で帰って来たものです。
夕方、婿さんと孫が無事に家に帰ってきました。
熱はありますが、大したことはなさそうです。
「ああ~! 法隆寺と薬師寺に行けなかった~~」
残念がって嘆いた息子に娘が言いました。
「いつかリベンジしよう! お母さんと一緒に!!」
実はこの孫は・・・
昨年、家族全員がコロナでダウンしてしまった最中、
長野県白馬へクラブ合宿に出かけていたために、
コロナにもならないで一人守られていたのです。
家族はみんな平等なんだ。
苦楽も共にしなくちゃね。