天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

”青い鳥症候群”を患っていませんか?


『山のあなたの 空遠く「幸」住むと 人のいふ・・・』  
詩人カール・ブッセの詩 です。

『山のあなたの空遠く』

(詩:カール・ブッセ/訳:上田敏)

                                                       山のあなたの空遠く                                                                           「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。

噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、

涙さしぐみ、かへりきぬ。

山のあなたになほ遠く

「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。


”山の遙か向うに「幸せの理想郷」があるというので、                              人と尋ねて行ったけれど、                                        どうしても見つからず涙ぐんで帰ってきました。                           しかし、それでもなお、山のもっと向こうには                              「幸せ」があると人は言うんです” 


この詩、どう解釈したらよいのでしょう。



「幸せの青い鳥」を探しに行った
チルチルとミチルの童話と似ています。


モーリス・メーテルリンクの童話『青い鳥』は                    主人公のチルチルとミチルが
幸せの象徴である青い鳥を探しに行きます。         
幸せの青い鳥は、意外に身近にあることに気付かされます。




医学的用語ではありませんが
”青い鳥症候群”と言う言葉があります。                            


”青い鳥症候群”とは・・・                                    「今よりもっといい人が現れるはず」                          「今よりもっといい仕事が見つかるはず」など・・・ 


「今よりもっと良い〇〇があるはず・・・」と、                                  現在の状況や既に手に入れているモノでは満足できずに,                                  理想を追い求め続ける人を指すようです。                                   


幸福を探し求めて行っても、そこにはない。
「幸福は遙か彼方にあるのではなく、今ここにあるんだよ」                              「隣の芝生は青い」                                 「灯台下暗し」                                              「今この瞬間が幸福なんだよ」


とカール・ブッセは言いたかったのでしょうか・・・



いいえ、それだけではなく・・・                                             さらに、違う意味もあるかもしれません。


現実に満足することも、我慢することも重要なこと。                                


でも・・・
それだけに甘んじていては、つまらないですね。                                    夢も希望もありません。                                           成長も発展もないかもしれません。


「幸福」を探しに尋ねて行き、                                      そこにはないと確認したけれど、                                     どうしても納得できず、諦められない。


「信じて求める心」                                         「諦めない心」                                               「夢や希望を失わない心」                              こういう至誠も必要だと言っているのでしょうか。


う~~ん 
人生を歩むにおいては、
どっちの生き方も必要です。