天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

どんな時にも人生には意味がある~ヴィクトール・フランクル~


「どんな時にも人生には意味がある。
未来で待っている人や何かがあり、
そのために今すべきことが必ずある」


ナチスの強制収容所で生き延びた、
ヴィクトール・E・フランクル
(精神科医、心理学者)の名言です。


第二次大戦中、ユダヤ人であるフランクルは、
アウシュビッツという飢えと重労働の、
極限の最悪の状況の中
にあっても、
人に優しい言葉をかけたり、
自らパンを身体の弱った人に分け与えたりする
など
人間らしい尊厳のある利他的行動を
取り続けた人がいた
ことを体験しました。
その時の体験を『夜と霧』に著しています


フランクルは、どんな過酷な環境においても
生きる姿勢や態度に究極の価値がある
ことを見出しました。
それを「態度価値」というそうです。


「病や貧困やその他様々な苦痛の前で、
避けられず逃れられない事実であっても、
重要なのは、状況ではなくて、
それに対する態度や姿勢が重要である

と言いました。


どんな態度をとるのか?
どう適応し、どうふるまうのか?
自分に課せられた「十字架」として引き受けられるか?
どんな生きがいを見出せるのか?



人は、人生において様々な苦難や苦痛の中にいます。
逃げることも避けることもできない、
病気、死別、失業、離別、貧困・・・、
更に自然災害、コロナ禍、そして戦争・・・


今、地獄の渦中にいるウクライナの人々は、
必死で生きるようとしています。


アウシュビッツやウクライナ・ロシアの状況と比較したら
今の私たちの苦労や苦痛は、どうでしょうか?
「感謝」という言葉しか見つかりません。



態度価値に関係する
フランクル、韓鶴子女史、マドラーの名言を抜粋してみました。

~韓鶴子~

「私の人生において、

まさに天国と地獄をすべて通過してきたのですが、

そのどちらも、神様が期待される完全に成熟した人格を形成するために必要なものでした」

~アルフレッド・マドラー~

「人生が困難なのではない。                  あなたが人生を困難にしているのだ。

人生は、きわめてシンプルである」

~ヴィクトール・E・フランクル~

「深刻な時ほど笑いが必要だ。

ユーモアの題材を探し出せ。                  そこに現状打破の突破口がある」


「倒れそうな建築は、屋根に重荷を乗せるとしっかりする。人間も、負担を背負ったほうが強い」


「苦悩があるから、成熟する。                 苦悩したからこそ、新しく成長できる。

喪失、艱難、苦悩は、人に豊かなものを与えてくれる」


「どんな時も、人生には意味がある。

どんな人のどんな人生であれ、意味がなくなることは決してない。

だから私たちは、人生の闘いだけは決して放棄してはいけない」


「真の信仰をもっている人たちはすぐにわかる。         彼らには優美さがある。

自我や知性、地位や権力などにとらわれていないからだ」


「成果がなかったということは、                無意味だったということではない。

たとえば、恋愛に成功しなかったということが、無駄だったとか、

心を痛めただけだったということを意味しているのではない。

なぜならば、その苦悩の中で人はたくさんのものを得るからだ」


「人生の幸福は、どれだけ快楽を得たかではなく、

どれだけ感動を得たかによって決まる」