春が来た 春が来た
春が来た、春が来た、どこに来た~~♪ 山に来た 里に来た 野にも来た~~♪
『春が来た』という唱歌は、 のどかな春の懐かしい田園風景を思い出させます。
春は・・・ 花の季節、芽吹き、雪解け、種まき・・・
全ての万物も動物も眠りから覚めて活動を始めます。
凍りついた地面を突き破って芽を出す、 ふきのとう、福寿草、水仙・・・
いち早く春の訪れを知らせてくれます。
冬の間、土の中でジッと忍耐していた花たちが、 春には一斉に芽を出します。 生命の力強さを感じます。
福寿草の花言葉は、 「福」「寿」と縁起の良い漢字表記から 「幸福」「祝福」「幸せを招く」「永久の幸福」
今時・・・ 田舎では山菜取り。 都会ではスパーの野菜売り場で、 ふきのとう、タラの芽を発見!
ふきのとうは「ふき味噌」
タラの芽は「タラの芽の天ぷら」 春の香りを頂きます。
昭和初期の子供漫画を代表作『のらくろ』を書いた 田河水泡氏(1899年~1989、漫画家、落語家)は、 次のような手記を残しています。
園芸の好きな方ならテレビで園芸の指導をしている
浅山英一先生の名をご存じだと思います。
この浅山先生が何気ない口調でおっしゃった
ひと言ががっちりと耳に残っています。
春が来た春が来たと喜ぶのは、
草花も人間も同じことですが、
棚からぼた餅が落ちてくるように
突然に春が来るものではなく、
寒く冷たい厳しい冬を耐え抜かなければ
春は来ないものです。
いま春を迎えたということは、
その試練に耐え抜いたと言う、
証拠なのだと言うことです。
冬を経験しなければ春は来ない、
人生もこれと同じことですね。
参考:『人生を成功に導く365人の言葉集』(PHP研究所)
*写真はお借りしました