心もゴミ箱に捨てないで~万物を大切に~
花瓶に飾っていたバラの花
なんだか元気がない・・・
昨日は立派に咲いていたのに・・・
残念に思いながら、
ゴミ箱にポイッと捨てました。
ところが夕方
捨てたはずのバラがコップに一輪、
見事に蘇って咲いていました。
どうやら主人がゴミ箱から拾って、
水切りして、彼女(バラの花)を救ったらしいです。
この様なことが、我が家では時々起こります。
主人は生き物や物を生かす達人(?)なのです。
私は捨てる人、主人は救う人です。
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ずいぶん前の事です。
私が、フラワーアレンジメント講師の
実技試験を受験した時、
審査をされた、おそらく審査委員長が、
全国から集まった受験生の前で
お話されたことを今でも忘れません。
「皆さんのゴミ箱の中も、
拝見させていただきました。
すると、まだ使える花、
これから咲きそうなお花が、
ごみに混じって無残に、
捨てられていました。
もったいないだけじゃなく、
花にも心があるのです。
花の心を大切に思えない、この様な方が、
アレンジメント講師になる資格はありません」
このとき、
大事なことを教えていただきました。
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お花を形よく、美しく活けること以上に、
お花の心を生かすことが大事なんです。
お花を通して私の心も生かされるんです。
物と人が美しく共鳴するのです。
お料理も同じですね、
いかに食材を活かすかなんですね。
それによって美味しいお料理になるのです。