断食の不思議な威力~断食のエピソード~
前回に続き、「断食のお話」で恐縮いたします。
「しっかり食べ、楽しく食べ、感謝して食べて、
元気で喜んで頑張る!!」
これは断食を、ほとんどやらなくなった理由です。
断食にまつわる体験とエピソードをお話します。
(嫌だったらスルーしてくださいね)
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私も、過去に7日断食や8日断食は
何度か経験しました。
自分のための断食以外に、
高齢者や病気の方の身代わりで
7日断食、8日断食をしたこともありました。
断食7日間の身体のプロセスは、
人によって違うかもしれませんが、
開始から2日目が一番辛く、
その後は意外に平気です。
食材の買い出しや、
家族の食事を作ることが、
いつもより楽しくなります。
料理の味見をしてしまう一瞬のミスは、
断食失敗となりますから、
食事の支度には注意が必要でした。
私は、食事中の家族に向かって、
「美味しい?」と何度も聞いていました。
黙って食べていると、なぜか腹立たしく、
「美味しい~」と聞くと、すごく嬉しいのです。
視覚から入る食べ物の刺激も、
聴覚から入る「美味しい~」という言葉も、
私の喜びと栄養になるのです。
「霞を食べて生きる仙人」と言いますが、
このようなことを言うのでしょうか?
イエス様も言っています。
「人はパンだけで生きるのではなく、
神の口から出る一つ一つの言葉による」
(マタイ4:1~4)
断食中の後半は、体も軽く、
意外に変わりなく動けます。
「人間って、1日中食べてばかりいるんだ~」
と思いました。
7日断食で約4キロ体重が落ち、
肌がきれい(?)になります。
断食明けの祈祷をしてから、
感謝で口にした一口の重湯。
身体の中に落ちて、浸透していくみたいです。
重湯や野菜のスープが、
エネルギーに変わるように力が湧きます。
なんと、目の前の食べ物が、
オーラを発しているのです。
食べ物を心から “ありがた~い” と思える瞬間です。
7日断食のあとは、
休んでいた消化器を戻すために、
2、3倍の期間をかけて徐々に普通食に
元替えして行きます。
だから ”食べてもいいのに食べられない”
これは、断食中の食べないこと以上に辛いです。
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あるとき、断食明け直後に、
親族の法事に呼ばれました。
目の前の料理を食べない私を心配し、
不思議に思った親族は、
「なぜ食べないの? 体調悪いの?」
と次々に聞きました。
「断食明けなので、食べられません・・・」
などとは言えません。
「断食…」と言っただけで、
突っ込まれそうです。
「ダイエットしてるの? それ以上痩せるの?」
などと言われたら、言い訳も面倒です。
そこで恐る恐る口にしたお料理は、
とにかく美味しい~です。
仕方なくというより喜んで、
目の前のお料理を食べてしまいました。
すると・・・、
翌日か翌々日に恐ろしいことが・・・。
両足がパンパンに浮腫んでしまったのです!
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次のエピソードは、
断食にまつわる友人の体験です。
友人は、長いこと喘息の持病を抱え、
ステロイド剤を欠かさず飲んでいました。
薬も断たなければならない7日断食に、
相当の覚悟が必要でした。
薬を止めると夜中に発作が起きる
恐怖があったからです。
答えは分かっているのに、
彼女は主治医に相談しました。
「死んでもいいなら、どうぞしてください」
と叱られたそうです。
思い悩んだ末、
決死の7日断食を決行しました。
ところが、彼女は7日間に
発作を起こすどころか、
断食後も、薬を飲まなくて平気になりました。(゚д゚)
発作が怖くて、
ずっと飲み続けていた薬から解放されたのです。
「薬は気休めだったのかしら・・・」と・・・。
恐ろしいことを言っていました。
たぶんお医者さんの薬と断食の
相乗効果の結果かもしれません。
(決して真似しないでくださいね)
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動物も、体調が悪いとか病気になると、
食事を口にしなくなります。
特に野生の動物は、
こっそり身を隠して、身体の回復を待つそうです。
「自然治癒力」に任せるということなのでしょうか?
実に、神様は、
人や動物に計り知れない能力や機能を
与えてくださっているのですね。