天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

濃霧の道でも突っ走れ!


一寸先も見えない濃霧の中を車で走ったことがありますか?
私達は、長野県白樺高原に向かう高原の道を、
子供や孫たちを車に乗せて走っていた。


昼間であれば、美しい高原の風景と風を切って
走り抜けるはずであった。


しかし、その日は真夜中。
突然、車は霧に囲まれた。
次第に濃霧に変わっていき、先が見えない。
一寸先も見えないとはこのことかと思った。


ヘットライトの光は、霧に当たって乱反射し、
さらに白さが増して前方が見えにくくなる。             
ヘッドライトを消した。


車のスモールライトだけを頼りに、
街灯もない山道の左の路肩を確認しながら、
慎重にゆっくりと走る。


ゆっくりでないと怖くて走れない。
真夜中の山中で対向車がないのは幸いであった。


突然、
オレンジ色の小さな丸い光が目前に飛び込んだ!                                      


どうやら動物の目に光が当たったらしい。
カモシカの子連れが闇の中で、

道路の真ん中に突っ立って、
こちらをジッと見ていた。
彼らもきっと驚いたのだろう。


車のハンドルにしがみついて、
急ブレーキを踏む。
恐怖で体がこわばる。
山道の路肩から少しでも外れたり、
動物にでも当たったら大事故になる。


後ろの座席では、
大事な命がスヤスヤと寝息を立てている。
ここで立ち止まり、

しばらく様子を見たほうが良いのか?


いいえ、
必ずどこかで霧はげる。
だから見えない先を信じて、慎重に先を行こう。


しばらくすると、
今度は突然、周りが暗黒の世界に変わった。


フロントガラスから空を見上げると、
澄み切った夜空に無数の星が光っていた。


霧が消えたのだ!


************



私たちの日々の生活や人生の中でも、
これと似たような事がたびたび起こる。
恐ろしい道、難しい道、危険な道、
一歩も先に進みたくない道。


されど、先に行かなければならない、
人生の道がある。


そこで立ち往生して現状に留まるのか?
それともUターンするのか?


それができなければ、先に進むしかない。


たとえどんなに困難な環境に遭遇しても、
あきらめたり、逃げたりはしたくない。


韓鶴子総裁の著書、自叙伝『平和の母』の中に、
「一寸先も見えない砂嵐の中で一本の針を探す」

と書いています。
目も開けることのできないような
砂嵐の中を
たったひとりで歩んで、
一本の針を探し当てた「平和の母」。




どんなに困難な道であっても、
そこを突破していく強い信念と、

勇気と希望を持って歩むなら、
必ず道は開け、目的地に到達できる
のだ
と、彼女は教えています。             




だから、
同じ目的地を目指すなら、
一人ではなく同じ志を持った
たくさんの人達と行こう!