天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

子供を変える不思議な言葉


「“言葉の力”は子供を変えることができます。
そして“言葉の力”を最大限に引き出すには
教師の人格が高まっていることが必要です」

これは小学校の先生をしていらっしゃる
山中伸之教諭のことばです。


山中先生の著書
『できる教師の子供を変える素敵な言葉』(学陽書房)より
子供を変える“10の場面”を抜粋しました。


「子供を変える“10の場面”」
子育ての中で
言葉かけのいいヒントになります。
親子の関係においても応用できそうです。


①自己発見 (自分の良さに気付かせる)

「〇〇さんは小さい子にとっても優しいんだね。

自分でもそのことに気づいてた?

あなたのとってもいいところの一つだよ」


②安心・承認 (子供にOKを出す)

「友達に注意したことを悩んでいるって

日記に書いてあったけど、大丈夫。

君は間違っていないよ。必ず分かってもらえるから」


③ユーモア (一息つかせる)

「そんなに何時間も家で勉強していると

 先生よりも頭が良くなって

先生の代わりに教えなくちゃならなくなるぞ」


④叱咤 (怠情心を打ち砕く)

「お前は自分の弱さに負けてしまったんだ。

しかし、今ここで頑張らなかったら

ずっと、負けたままだ。それでいいのか?」


⑤奨励(迷っているときに背中を押す)

「やれるかどうか迷っているんだろう?大丈夫、

困った時には先生が助けてあげるからやってみよう」


⑥感動 (子供を奮い立たせる)

「ウィルマ・ルドルフという陸上選手は、

小児麻痺から立ち直って金メダルを3つも取ったんだ。誰にでも可能性はあるんだよ」

「池江璃花子選手は、白血病を乗り越え、

東京オリンピックに出場することができたんだよ」


⑦心配り (子供を思いやる)

「大丈夫?怪我はないかい?

割れた花瓶を片付けるのは後でいいから

怪我をしていないかどうかよく見てごらん」


⑧共感 (悲しみや寂しさを受け止める)

「友達に約束をすっぽかされ、寂しかったんだね。

とても楽しみにしていたから余っけいだよね。

分かるよ」


⑨勇気 (一歩踏み出させる)

「大丈夫、君ならきっとできる。

先生は信じているよ。

もしできなくてもそれは失敗じゃない。

それは学んだということだ」


⑩受容 (子供の存在そのものを受け入れる)

「君が学校に来てくれるだけで、

先生はとても嬉しいよ。ありがとう。

明日も元気に学校に来てね。待ってるよ」


参考:日本の家庭を守る教育情報誌『En.ichi 圓一』

「教師(親)の人格が高まっていることが必要・・・」と、
おっしゃる先生の言葉に納得しながらも、
実際、子供と向き合ったとき、
この“10の場面”を思い出せる心の余裕と

訓練が親の側に必要ですね。

子育ては親育てなんです。