天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

何色のサングラスをかけているのですか?


同じ話を聞いても、同じ景色を見ても、
人によって違った風景に感じることがあります。


母(92歳)が入所している認知症介護施設の、
「絵画療法(アートセラピー)を見学したことがありました。


壁一面に映し出されたルノワールやゴッホなどの絵画。
一枚一枚の絵を順番に観ながら、
その絵について一人ひとりが感じたことを発表するのです。


母は、絵の中に、
生まれ育った長野の景色を見ていました。
昔の話を楽しそうに話していました。
私の知らなかったことや、
母が感じてきた心を垣間見ることができました。


同じ絵を見ても、感じ方は人それぞれ
本人たちは、人の感想や意見になどに左右されません。
素直に自分の”感じた世界”を話しました。


一枚の絵画にその人の心が反映されています。
絵の中にその人の人生を垣間見ながら
いろんな発想や気づきに驚かされました。


とても楽しい時間なのです。


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主人の会社に、外国人の社員がいます。
言葉の壁を克服して立派に仕事をする人です。


しかし、なぜかその人に対する評価や見方が
報告する人によってバラバラなのです。


「あの人は仕事が遅い」「常識がない」とか・・・
性格的なことまで批判する人もいるのです。

酷い場合は・・・
「首にした方がいいんじゃないですか」
そのような事をいう人もいるのです。



まるで”偏見やいじめ”としか見えません。


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心は目のフィルター。
見たものは心というフィルターを通して感じているのです。


娘たちが子供のころに話してあげたお話。
即興で作った『サングラスの話』を紹介します。


広い牧場に一匹の白い羊が草を食べていました。

それを見た一人の人が・・・

「あっ、白い羊だ!」と言いました。

                                                  二人目は「赤い羊だ!」と言いました。

そして、三人目は「違うよ!茶色の羊だよ」

                                                  なぜ同じ羊を見たのに、白、赤、茶色に見えたのでしょうか?

(う~ん なんで~?) 

                                                            それはね・・・

赤く見えた人は赤いサングラスをしてたの。

茶色に見えた人は茶色のサングラスをかけていたんです。

(なあ~んだ! そっか~~)


同じ物を見ても人によって違って見えたり感じたりするのよ。

心にサングラスを掛けているからなの 。   

(心にサングラス? どうやって掛けるの?)