日本両棲類研究所で驚きの体験
中学1年生の孫の願いに答えて、
日光にある「日本両棲類研究所」に行って来ました。
今まで何度か次女の長男の状況を
このグログに書いてきました。
彼は、受験勉強してやっと入学した中学校を退学。
9月から家の近くの中学校に転校しました。
思春期と受験や転校などが重なったのか
彼は「ASDの疑い」と診断されました。
私達租父母はこの孫を理解してあげたいと
彼の願いにできるだけ寄り添ってきました。
彼のコレクションは、川に住んでいる生き物。
8月初旬に長野県川上村で採取してきた
ハコネサンショウウオ2匹は
ワインセラーの中の水槽で、元気に育っています。
餌やりや水の管理の全ては、彼の仕事です。
『真夏のミッション~ハコネサンショウウオを探せ~』
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いつか必ず、日光にある「日本両棲類研究所」に
行ってみたいと言っていた孫。
紅葉の時期を避けて、
先週、娘達家族と車で日光中禅寺湖に向かいました。
出発の雨模様は次第に曇りから晴れに変わり。
いろは坂を上っていくと・・・
野猿と鹿の群れに遭遇。
逃げないので人間慣れしてるのかな?
車窓から見える動物たちに、
大人も子供も興奮気味、テンションが上がります。
更に、雪が道路脇と山肌を白くしていました。
観光客も少なくて、明智平ロープウェイでは雪景色。
空気も冷たく澄み切っています。
前日降った雪が残っていました。
<明智平ロープウェイ>
<男体山:展望台から>
<明智平ロープウェイ展望台から
中禅寺湖・華厳の滝・男体山の眺め>
中禅寺湖のほとりにあるホテルに一泊。
<外はほんのり雪景色、暖炉が暖か~~い>
<朝の中禅寺湖>
いよいよ「日本両棲類研究所」に開館と同時に入館です。
三角屋根の可愛い水族館(研究所)です。
<日本両棲類研究所>
館内にはたくさんの水槽が並び、
日本各地のサンショウウオやイモリのコーナー、
海外で生息する様々な両棲類たち。
壁面には生き物の説明などが展示されています。
孫だけは一つ一つ丁寧に、水槽を覗き込んでいました。
蛙とオオサンショウウオやウーパールーパーは
私でもわかりましたが、
ほとんど知らない世界がここにはありました。
所長さんの篠崎尚史博士はあいにく海外出張で
お会いできませんでしたが、
女性の研究員の方がお話ししてくださいました。
ここで、私が驚いたことが3つありました。
一つ目は・・・
館内に入っていきなり私はくぎ付けになりました。
デジタルサイネージから『You Raise Me Up』の
歌の映像が流れていたからです。
とても美しい曲で歌詞が素敵です。
この曲が、この研究所のテーマソングに寄贈されたと言う・・・
その理由が帰りはにわかったような気がしました。
(これについては、次回に書こうと思います)
二つ目は・・・
日本両性類研究所には3つのミッション
「①自然保護 ②類の保存 ③発生学・再生学の研究」がありました。
特に再生学の研究は凄いです。
両棲類の切り落とした手足が90日で元に再生してしまうこと。
篠崎博士たちは、ヒトの再生医療に向けて研究し、
既にベトナムの病院で、脳の再技術を活かして
小児麻痺の子供の試験的治療に成功しているそうです。
篠崎博士は、2019年に「日経アジア賞」を受賞し、
2021年にはアジア角膜学会の「アジアアイバンク協会賞」を
日本人として初めて受賞したそうです。
三つ目は・・・
ヘビです!!
ニシキヘビの赤ちゃん「ボールパイソン」を
研究員の女性が2匹抱いて来て・・・
「抱っこしてみませんか?」と・・・
みんな一瞬見て「ギャ~~~」と二三歩後退しました。
中一の孫は、逃げてしまって
その場に戻って来ませんでした。
きっと怖いんですね。
私も怖いです!
ところが・・・
3歳の孫が抱っこしました!
平気でした。😮
ボールパイソンは緊張すると、
名前のごとくボールのように丸くなるそうです。
どうやらボールパイソンも平気な様子です。
大変おとなしい蛇で、
抱っこしてくれた人の匂いを覚えていて
ずっと忘れないそうです。
いつの間にか、私達大人は「蛇」を怖くなってしまいました。
3歳の孫は、怖いとか気持ち悪いなんて感じないんですね。
子猫ちゃんでもを抱っこしているみたいです。
何か通じるものがあるのでしょうか・・・?
次回に来た時覚えていてくれるかな?
お土産の ”ぬいぐるみウーパールーパー” 買いました。
また来るね~~
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日光の帰り道・・・
日光東照宮には立ち寄らず
近くの『イチゴの里カフェ店』でランチ。
クリームが “ ピサの斜塔 " になっています。
苺のサイズも大きい~~。
とちおとめ・・・?
一人では食べきれな~~い。
みんなで分けていただきました。