天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

エチオピアの子供たちに平和と希望を


「エチオピアの子どもたちに夢を
~第3回エチオピアチャリティーコンサート~」

今年も行ってきました。


主催は日韓・エチオピア友情の会、
後援は駐日エチオピア大使館でした。


コンサートの第一部は、
エチオピアの国歌斉唱、
エチオピア全権大使の祝辞、
民族衣装をまとった民族舞踊、
そして「コーヒーセレモニー」などが紹介されました。


2部のコンサートでは
ピアノ演奏、声楽、バイオリンとフルートの演奏など
海外でも活躍しながら、ウクライナ支援も行っている音楽家たちでした。



<コーヒーセレモニー>


実は、72年前の韓国動乱(朝鮮戦争)の際、
当時、エチオピアと韓国には、
知られざる親密な関係があったそうです。


韓国動乱が勅発した際、
国連参戦国16各国の一員としてアフリカで唯一、
エチオピアは6,000人の兵士を派兵しました。


<エチオピア朝鮮戦争参戦兵士>


彼らは1953年、
韓国で捨てられた建物を直して
孤児院を建てました。


前線で闘いながら、
寄付を募って子供たちに食料や物資を寄付し、
物資のみならず、演劇や合唱公演などで、
戦争で疲弊した子供たちの心を癒したそうです。


韓国にはエチオピア軍の参戦記念碑があります。



 

<朝鮮戦争記念碑>



「日韓・エチオピア友情の会」
日本在住の韓国人と日本人の有志達は、
エチオピア参戦兵士の尊い犠牲と恩に報いるために
長年、エチオピアの子供たちと家族を支援してきました。


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ところで・・・


現在、エチオピアでは・・・
2020年から政府軍と反政府勢力との紛争によって、
戦闘が再び激化していると言うのです。


地域によっては、
子供の栄養失調や飢餓、
教育などの問題が深刻
です。


現地で活動するNGO国際救済委員会(IRC)によると、
最近、女性や子どもたちに援助物資を届けていた職員が
爆発に巻き込まれて死亡。


エチオピア北部では・・・
30万人が家を追われた難民、

700万人が飢餓に直面


国連やNGOの援助物資が届かず、
多くの人々が食料や医薬品不足に苦しんでいるそうです。


国連のグテーレス事務総長は、
先月の会見で、次のように言いました。
「エチオピアの状況は制御不能に陥りつつある」


国連は何の解決もできないのです。


<エチオピアの飢餓:写真お借りしました>


そして・・・
今現在、世界で起こっている武力紛争(内戦)の数は

56とのこと。


そのうち、高強度紛争はエチオピア以外に、
アフガニスタン、シリア、ソマリア、イエメン、
ナイジェリア、エリトリア、アゼルバイジャン
だそうです。


内戦によって犠牲になるのが子供たち。


水や食料を手に入れることが難しく、
安全な住まいや学校、病院などが破壊され、
教育への影響も深刻です。
物資支援と共に子どもたちに対する

保健医療と心のケアも必要です。


紛争という緊急下の支援活動では、
教育支援は後回しのようです。


国際機関やNPO・NGOさまざまな団体が
支援を行なっておりますが、
充分ではありません。



子どもたちはその国の未来に希望となります。


困難と絶望に負けないで・・・
子供たちに愛と光が届きますように・・・。

子供たちに夢と希望が訪れますように・・・
一日も早く希望と平和がもたらされますように・・・。



出典:
・ユニセフ
・外務省

・日韓・エチオピア友情の会