天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

運とツキの法則~苦労と難儀~


「似た者夫婦」と言いますが
松下幸之助さんと妻の”むめ”さんご夫婦


生き方、考え方に共通点がありました。


松下幸之助さんは20歳の時、
19歳のむめさんと結婚し、
22歳で独立しました。


以来、勤勉努力し、
松下王国を作り上げましたが、
その背後で夫を支えていたのが夫人でした。




松下家、独立当時は日々の食費にも事欠き、
むめさんは密かに質屋通いをしたそうです。


知られざる良妻、内助の功です。
これなくして松下王国はなかったかもしれません。




“ 難儀を苦労と受け止めなかった! ”




そんな若き日を夫人はこう語っていました。

苦労と難儀とは、私は別のものだと思っています。

゛苦労"と言うのは心の持ちようで

感じるものだと思うのです。

                                                    ものがない、お金がないと言うのが

苦労だと言われておりますが、

私はこれは〝難儀〟だと解しています。

                                                    常に希望を持っていましたから、

私は苦労という感じは

少しも持っていなかったのです。

                                                       難儀するのは自分の働きが

足りないからだと思っていたふしもありました。


一方、夫の松下幸之助さんは
次のように言っています。

僕は物事がうまくいった時は

皆のおかげ、

うまくいかなかった時は

すべて自分の責任と思っていた。

風が吹けば波が立つ。

波が立てば船も揺れる。

                                                    揺れるよりも揺れないほうがよいけれど、

風が強く波が大きければ、何万トンの船でも、

ちょっと揺れないわけにはゆくまい。

                                                    これを強いて止めようとすれば、

かえってムリを生じる。

ムリを通せば船がこわれる。

                                                     揺れねばならぬときには揺れてもよかろう。

これも一つの考え方。

                                                     大切なことは、うろたえないことである。

あわてないことである。

                                                          うろたえては、かえって針路を誤る。

そして、沈めなくてよい船でも

沈めてしまう結果になりかねない。

                                                       すべての人が冷静に、

そして忠実にそれぞれの職務を果たせばよい

                                                        ~『道をひらく』より~ 




(致知出版社)


(PHP)



参考:
・松下幸之助著『道を開く』
・藤尾秀昭著『人間における運とツキの法則』(致知出版社)