天国への道2

🌸4世代10人ドタバタ国際家族が幸せな家庭をめざしてどう生きるか? 日々のエピソードや所感を勝手気ままに書き散らかしていきます🌸

「なぜ?」を5回繰り返せ!


「なぜ?」を5回繰り返せ!
張 富士夫さん(トヨタ自動車相談役)が、
次のように手記に書いていました。


故障した車のところに行って、

「なぜボルトが緩んだのだろう?」

「なぜ油が漏れたのだろう?」と、

「なぜ?」を5回、6回と繰り返すうちに、

「そうか、ここがまずかったのか」と、

真因に巡りつく。


そこで手を打つと二度と同じトラブルは起きない。


「なぜだ?」と追及して真因を解消しておかないと、
後でまた同じことを繰り返してしまうそうです。


これは、仕事に限らず、
あらゆる生活の中で言えるとおしゃっていました。


最低5回は「なぜ?」を繰り返す
これは張さんの「癖」になってしまったそうです。



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先日、中学1年生の孫(次女の長男)が捻挫
学校を2日間休んでしまいました!


数か月前に味わったあの不安な気持ちが蘇ってきました。




実は、この中1の孫・・・
以前のブログにも書いていますが、
一学期の5月から
登校拒否が始まりました。


”いじめられる”から始まった孫の登校拒否は、
次第に満員電車通学恐怖体調不良なども起こしました。


こうなった根本原因は、
親や周りにいる私達大人だ・・・
始めはそのように自分たちを責めました
それはとても苦しく辛いことでした。




しかし、自分や誰かを責めていては
目の前にある現実問題の解決の道は探せないものです。


だから、自分や誰かを責めることはやめよう・・・




そこで親も学校の先生たちも
「なぜ?」
「なぜだ?」

原因を必死で探していきました。



「なぜだろう?」と考えていくことで、
学校では席変えし、
何度も本人とクラス生徒の面談をしたり、
いじめのアンケートもしたそうです。


孫は登下校時間を変えたり、
時間外に別室でテストを受けたり
給食もランチルームで高校生と一緒に
好きなポテトを食べる日もありました。


気を使ってくれる級友が増えることにもなりました。



しかし・・・
登校拒否の問題解決には至らなかったのです。


そして、「なぜだ?」「なぜ?」を何十回も繰り返し
いろんな対策を続けていくと・・・
意外な原因となるものに辿り着きました。


「自閉症スペクトラム」という発達障害の疑い・・・


更なる検査が必要のようですが
この診断に最初はとても驚きました。


発達障害という検査結果を
私と娘に伝える先生の気持ちを察しながら
その気持ちに反して、正直、私と娘は少しホットしました。


何度も検査に同行して、
孫が幼稚園の頃から現在までの様子を回想するうちに
「そうだったのか!」
孫の意外な心中や言動を発見し、
納得させられることもあったからです。


数か月悩んで来た問題解決糸口が見えたからです。



そこで、孫は2学期から
家の近くの中学校に転校することになりました!
これは孫の希望でもありました。


ここは、家から徒歩で10分、
小学校からのお友達がたくさんいます。


転校が決まると
家に閉じこもっていた彼は、
友人と一緒にゲームをしたり・・・
プールに行ったり・・・
小学校の頃の笑顔が戻りました




夏休みに以前の学校にお別れの挨拶に行ったとき、
先生とこんな会話をしたそうです。


「2学期から○○中学に行きます!」
「それでいいんだね? 自分で決めたんだね?」
「はい! そうです!!」


彼のしっかりした返事と笑顔は
先生を安堵させたそうです。


その日、サマースクールに来ていた級友たちも、
窓から顔を出して、
「バイバ~イ!」
「バイバ~イ!」

姿が見えなくなるまで手を振ってくれたそうです


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2学期から新しい制服を着て
徒歩で毎日学校に通うようになった孫。


一学期の学科をほとんど学んでいない孫。
先日行ったテストでは

なんと算数は19点!


彼が登校拒否していたことを知らずに
優秀な転校生が来たと思っていた

クラスみんなを驚かせたようです。



「僕は前の学校を登校拒否してたんだ!」
そんなことを、先日級友たちに打ち明けたようです


担任の先生はおっしゃいました。
「学ぶ姿勢が良い。よく聞いている。伸びる子ですよ。
級友関係も良く、明るく楽しくしています。
1学期からこのクラスにいたような雰囲気を持っています」



人生に終着点はないと言います。


ここが終着点ではないから
また新たな問題も出てくるはずです。


そうなったらまた考えよう・・・


「なぜ? なぜだろう?」
これが一生懸命に生きるということ。



誰かのせいにしない・・・
また、自分のせいにもしない・・・


「なぜだろう?」を繰り返し、
前向きになり、人や環境を責めないことは
問題解決の早道になのかもしれません。